こんにちは。
えでんです。
洋菓子に比べて和菓子の主な原料は、砂糖、米、小麦、豆など、実はさほど多くありません。
この選び抜かれた原料や材料から、驚くほどの多種多様な和菓子が生み出されています。

補助的に、クルミなどの木の実や芋類、胡麻などの種子類なども使用されるけど、仕上がりを左右するのはやっぱり基本的な原料の品質だと思うの。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
それでは順を追ってお話ししますね。
あんこに使用される豆は小豆だけじゃない
和菓子の材料を聞かれたときに、真っ先に「あんこ」つまり、豆について思い浮かべるのではないでしょうか?
ただ、「あんこ」の豆というと、ほとんどの方が「小豆」と答えると思います。

確かに、「あんこ」と聞くと小豆を思い浮かべるかも。。。

そもそも、「あんこ」とは「餡」のことで、意味は詰め物。そのため、肉まんの肉やいももちなどの芋も「あんこ」の一種なの。

へぇ~、そうなんだっ!?

ここでは、あんこに使う豆について紹介するわ。
あんこに使用する豆は小豆だけじゃないのよ。
小豆
赤褐色の艶のある豆で、主な用途はあんこの餡作りです。
品種も数多く存在しており、大粒の大納言や中納言などは聞いたことがある方も多いでしょう。
これらの小豆は、ビタミンやミネラルが特に豊富なんですよ。
小豆の旬は9~10月。
この時期に出回る新小豆が最も柔らかく香り高いので、9~10月に和菓子作りに挑戦する場合は、ぜひ新小豆を使用してみましょう。

まずは、定番の小豆の紹介よ。
どの野菜もそうだけど、やっぱり旬の物は美味しいわよね。

旬のものは栄養価も高いって聞くよね。
白小豆
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乳白色の小豆です。
生産量が非常に少なく、希少な小豆です。
スーパーなどではあまり見かけないタイプの小豆になります。

大豆と間違えそうだけど、小豆なんです。
今は、インターネットなどの通販で簡単に購入ができます。
インゲン豆
さやいんげんとして多くの方にとっても聞きなじみのあるインゲン豆。
和菓子の原料として使用する場合は、さやを除いて中の成熟した豆のみを使います。
インゲン豆にも、小豆同様に多くの品種があり、手亡(てぼ)や白インゲン豆のほかにも、金時豆やうずら豆などもあるんですよ。
手亡(てぼ)
手亡とはインゲン豆の一種で、手亡豆と表記されることが多く、粒の大きさは小粒です。
色が白く、白餡の材料として使われる豆の一つになります。
手亡は、「手なし」とも読まれることがあります。

「手亡」は、インゲン豆を育てるときの体を支える支柱を必要としないことから、この名で呼ばれているそうよ。
白インゲン豆
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インゲン豆の一種で、色が白く大粒であることが特徴です。
インゲン豆の中でも特に高級とされています。

つまり、白餡の材料が白インゲン豆と記載されていれば、こだわりのある白餡かも。
青エンドウ豆
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独特の風味のよさと鮮やかな緑色が特徴のエンドウ豆。
うぐいす餡の材料として使用されます。

青エンドウ豆は、いわゆるグリーンピースのことよ。
豆ごはんとしても有名ね。
豆ごはんは苦手でも、和菓子としては好きな方は多いのではないかしら。
枝豆
枝豆は、大豆を若いうちに収穫したもの。
あんこは、ずんだ餅に使用されることで有名です。

枝豆と大豆が同じ植物であることを知らない方も多いのではないかしら。

実は、えでんも初めて聞いたときは驚いたんですよね。。。
まとめ
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は、和菓子のあんこの豆についての雑学でした。
和菓子は、植物性の材料が非常に多く、健康にも良い食べ物です。
特に、豆は健康のためにも日頃から食べておきたい食材になります。
和菓子の基本原料である豆は、あんことして重要な材料です。
多くの和菓子で美味しく味わうことができるので、豆類が苦手な方はあんこ和菓子を日頃のおやつとして取り入れることで、効率よく豆類の摂取ができるのではないでしょうか?
今回、この記事で紹介した豆で、あんこを作っても面白いと思います。
あんこの作り方などは、また別の機会に。
それでは、美味しいあんこ和菓子を食べて、良きあんこライフを過ごしましょう。
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